案外知らない英語の発音
初めに
言語学習において発音を完璧にすることはとても重要なことです。もちろんネイティブの話者と円滑に会話ができるだけでなく、綺麗に発音できると自分にとってもモチベーションアップに繋がります。
でもある程度話し慣れて発音は完璧だと思っていると案外見落としてしまっている部分に気づかくなってしまいます。
長々と前置きを入れましたが、上の硬口蓋鼻音なんかが特に見落としがちなものでしょう。
硬口蓋鼻音[ɲ]と半母音[j]
硬口蓋鼻音は日本語の『にゃ、に、にゅ、にぇ、にょ』の子音であり、これは英語には存在しない発音です。
ーあれ?"new"って『ニュー』って発音するじゃん
と思ったかもしれませんが、正しくは[n(j)u(ヌュー)]なので異なる発音なんですよね。
[n(j)u]としたのはアメリカでは[nu(ヌー)]とも発音するとかなんとか
ちなみに[j]は『や、ゆ、よ』の子音(より少し勢いの強いもの)です。
なのでノリノリで"new"を「ニュー」と発音しても正しくないわけですね。
[nju]の発音の仕方
ではどうやって[nju]を発音するかですが…
まず『な、に、ぬ、ね、の』をハッキリと発音してみてください。
『な、ぬ、ね、の』は舌先辺りを口中の上(口上の硬い部分で硬口蓋)につけてはじきますが、『に』だけは舌全体をべったりと硬口蓋につけて発音したと思います。
こんな感じで『に』とそれ以外は子音が違うんですね。
それで[nju]っていうのはこの子音"N"(ヌの母音を抜いた音)に連続して勢い良く[ju](ユー)と言えばいいだけです。簡単!
本当にそれでいいのかと思う方はTOKYOやKYOTOの英語での発音を思い浮かべてみてください。
TOKYOは[Tokijo]、KYOTOは[Kiyoto]のように聞こえるはずで、日本語のような音の溶け合いは英語、というかヨーロッパ系言語ではあまり起こらないです。
ドイツ語ではもはやTOKIOと書くくらいですし、ロシア語でもë[jo]はィヨーって聞こえますしね。
ですからものすごく短く『ィ』を入れてから[j]を入れればキレイに発音できるわけですね。
⚠発音に関する注意点⚠
あくまで日本語発音の延長として発音してみた場合の話です。
実際はここでいう[j]はドイツ語のch[ç]の有声音子音で、息を吐く勢いが強いからそう聞こえるというだけです。
最後に
少なくとも英語では硬口蓋鼻音[ɲ]なんてものは存在しないので、
"new"をニューと読んでも多分何の問題ないと思います。
一方で"cat"を[kjat(キャット)]と読んでしまうのは明らかにアウトなので注意してください。
正確には[kæt]です。
ただ正確な発音を目指したい人はこういう見落としに気を付けて探してみるといいでしょう。
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余談
相変わらず最近はプリティシリーズばかりにお熱になっています。
プリチャンもひとまず見終わり、今はプリリズを1期から観ていますが、作風が全然違いますね 笑
同じなのは半分ギャグキャラのJUNさんくらいでしょうか。
ポケモン剣盾の方はもう全くやってないです 笑
エクスパンションパスは買っていますが1シーズン目でマスターボール級に行ってからオンラインも切れてますし特にやることないですからね。
ですがもちろん言語の勉強もしています。
昔からなんとなく憧れていたロシア語を始め、ドイツ語もやっていなかった単語の学習を始めたものの、英語は気乗りせずサボってしまっています…
TOEFLで充分な点を取るのを目指してはいますが如何せん単語学習は気乗りしませんね。
英語は要求単語数が多すぎるのが圧倒的学習の壁になっているのですよね…