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【コップクラフト】より正しいこととは何か

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コップクラフト #01「COP SHOW, WITCH CRAFT」 アニメ/動画 - ニコニコ動画

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初めに

不定期で趣向がガラリと変わることってないですか?

例えばついこの前まで癒し系日常アニメが大好きでよく見ていたのに、

最近は食傷気味でもっとダークなストーリーしか受け入れがたい気分になるとか。

洋画にハマっていた時期は、別の時期に見ると楽しめたはずのアニメを見ても5分と耐えられないなんてこともありました。

私が流行に乗れない理由の一つはそれですね。

鬼滅の刃』なんてつい先日見たところですしね。

 

さて今回はそんなダークな洋画風のアニメ『コップクラフト』です。

 

作品について

簡単に言えば、アメリカンドラマ風な『バディ刑事モノ』とライトノベルの『美少女要素』を足し合わせたような内容で、

アメドラ特有の下品な言い回しがあったり政治的・社会的議題にも踏み込んだりします。

 

あらすじ

一五年前、
太平洋上に未知の超空間ゲートが出現した。
その向こうに存在したのは、
妖精や魔物のすむ奇妙な異世界
「レト・セマーニ」だった。
「サンテレサ市」
二〇〇万を越える両世界の移民が住む都市。
雑多な民族と多彩な文化。
そして持てる者と、持たざる者。
ここは世界で最も新しい『夢の街』。
だがその混沌の影には、
数々の犯罪がうごめいていた。
麻薬、売春、武器密売。
それら凶悪犯罪に立ち向かう刑事たちが、
サンテレサ市警察に存在していた……。

刑事ケイ・マトバ異世界人の騎士ティラナ
性別も性格もそして
「生まれた世界」も違う二人が出会うとき、
事件は起きる。

引用:ストーリー – TVアニメ『コップクラフト』公式サイト

 

バディとなるケイ・マトバティラナ・エクセディリカは文字通り生きてきた世界が違うため、価値観も異なります。

例えばどう考えても犯人だと分かっている者を相手にした場合、

ティラナの住んでいたレト・セマーニにおいては問答無用に切り捨てられたとしても、

地球の司法に照らし合わせればそんな事はできません。冤罪の可能性もありますしね。

このように価値観の違う二人が足を引っ張ったり助け合ったりしながら事件の捜査をします。

 

基本的には暗く後味の悪い話が多いのですが、時にくだらない笑える話もあり、考えさせられもするストーリーにはきっと惹き付けられることと思います。

 

最後に

後半は原作の内容が映像化しづらい為、作者本人によって書き直されたものになっているそうです。

既巻6巻で、恐らく永遠に完結しそうにないですが興味があれば読んでみてください。

 

ところで、8話で急に洋画『ハングオーバー』みたいな展開になりましたが、あれ絶対ネタとして使っていますよね 笑

 

アニメや映画なんかを見ていると変に知識がつきますよね。

コップクラフトでは『ブルドッグの8割が人工授精か帝王切開で産まれる』ことを知りました。

「へぇー」と流してしまいそうですが、これも人間の品種改良(悪)が原因だと知ってより深く調べることができればアニメを『ただ消費するもの』としてしまうことも減ると思います。

 

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余談コーナー

トゥルテ氏の考えに関して

⚠ネタバレ内容を含みます。あと長いです。

終盤のトゥルテ氏の考え、皆さんはどう受け取りましたか?

トゥルテ氏が言うには、『セマーニ人は郷に入ったのだから郷に従え、嫌なら帰れ』と言うようなことを言いますよね。確かに合理的な意見のように見えます。

移民問題でも似たようなことを言う人がいますが、これって本当に正しいでしょうか?

 

これに賛同する人は自分が恵まれた環境に生まれたことを認識していないように思います。

例えばもしあなたが最貧国に生まれたとして、貧困な生活から抜け出したいと考えた時、裕福な国のお世話にはならないと絶対に言い切れるでしょうか?

自国の発展を望むとしても、まず裕福な国に出向いて協力を仰いだりお金を稼いだりする必要があります。

無からは何も生まれません。

 

また『国に帰ればいい』という考え方ですが、例えばアメリカで生まれ育った日本人が学校で虐められているという話を聞いたとすれば少なからず怒りを覚えますよね?

でも『日本に帰ってくればいい』とは思わないはずです。

何故かと言うと、

もちろん家庭それぞれに事情があるでしょうし、そもそもアメリカで生まれ育った子供が、親の出身国でも子供には他国でしかない日本で上手くやっていけるとは限らないからです。

以上のことから考えると、基本的人権が第一に立つ世の中において、トゥルテ氏の発言は合理的とは言えないでしょう。

同族だけで群れていたい気持ちは分からなくもないですけどね。

 

現実の話を交えてきましたが、

作品の舞台であるサン・テレサのある島は元々レト・セマーニにあった半島です。

昔からセマーニ人が何世代も住んできた所が部外者の地球管轄になったから『従え、嫌なら出ていけ』は通らない申し出でしょう。

 

創作物は楽しむだけでなく、普段あまり考えたこともない物事について知り、考える場としても使えるので一度に二度美味しいですね。

 

マスクの重要性

新型コロナの影響で今月の給料もスマホ代に消えるレベルですし、パスポートの申請にも行きづらいので色々厳しい状況ですね。

来年には海外の知人宅にホームステイでもしようかなと考えているのですが、そもそも今は来年このパンデミックが収束しているかも分からないですしね。

渡航費の貯金もできませんしね…

 

それから以前から私はウィルス感染にマスクは無駄だと思っているのですが、

目の細かいザルで水が切れるのと同じ理由からです。

それでも自分が無症状感染していた場合や自身が菌のついた手で口周りを触ることを防げると考えればマスクは着用した方が良いらしいです。

 

詳しくは以下をご参照ください。

「マスクは無意味」の議論にもう意味がない理由 | コロナショックの大波紋 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準